マラソンを始めた頃「男ならやっぱりサブ3」と言う先輩がいてずっと心に残っていました。

今シーズンは下関で4年ぶりのPBがでて3時間5分、松江城で3時間2分、防府でサブ3の期待が高まりましたが思い切り撃沈して3時間16分・・・

気を取り直して別大に臨みました。はい3万円のシューズを買って・・・

レースプランは30㎞まで細々と貯金を作る、残り12キロを貯金と取り崩してギリギリ3時間に滑り込むというものでした。ちなみに3時間を切るには㌔4分15秒平均のペースが必要です。

 

スタートしてすぐに厚底シューズに合ってないようで足裏が痛い。これは想定内10キロくらいで痛みがなくなるはず・・半面スピードが乗りやすいので㌔4分10秒くらいでもなんとか走れるので行けるところまで行こう。20km通過で貯金が90秒ほど貯まりました、さすがにしんどさは出てきたので4分15秒ペースに落として走るのがセオリーと言えばセオリーですがせっかくの今のピッチを落とす事でリズムが崩れそうなのと結局は後半落ちてくると思って4分12秒くらいでそのまま走り続けます。なんとか貯金は岩清水のように貯まっていきます。28kmくらいでかなりしんどくなってきますがまだペースは維持しています。30km通過時に120秒ほど貯金が貯まりました。その頃向かい風も強くなり非常に苦しくなってきます。生命線の㌔4分15秒さえも保てなくなりなるべく消耗しないよう集団の後ろに入りなんとか㌔4分20秒くらいで耐えます。せっかく無理してこつこつ貯めた貯金を消費するフェーズに入ってきました。苦しいむちゃんこしんどいっす。35kmの折り返しで向かい風は止むはず、ひとまずそこでひと息つきたい。長い直線の果てに35kmの折り返しが見えてきて向かい風は収まりました、ただほぼ力を使いはたし絶望的な7kmが残っています。そして㌔4分20秒さえも保てなくなってきています。果たして間に合うのか?37.2kmで最後ジャスト5kmを計算します、そうすると㌔4分30秒だと間に合わない感じ・・・でも間に合わなくはない。これは最後1分の攻防になる!!ここで火事場のくそ力で㌔5秒でも上げたい!でも視界も狭いし本当に歩きたいし苦しい。でも3時間0分とかで終わるとずっと後悔すると思いとにかく今を精一杯。でももはや死にかけ、躍動感無し、上げられない。そのあたりのエイドでスポドリと分かっていたけど頭からかぶり両腿にかける、ベタベタ。とにかく粘って粘らないと、なんでこんなに苦しいレースを・・・そしてようやく40kmを通過時に2時間50分経過。ギリギリ行ける間に合う。でも少しでも緩めたら終わるって事も分かっていて視界も狭まり何も見えないし聞こえません。やっと最後の右折をしてたくさんの応援がいるのが分かりますが視線をやることも出来ずでただ菜穂ちゃんの声が聞こえました。

ラスト2キロ!

いよいよ競技場に入るときに電光掲示板2時間57分40秒と見えました。競技場入るときの電光掲示板が57分30秒だと間に合う、58分を超えてたら間に合わないと事前に頭に入れていました。計算間違いがないことを祈る。そこに山ちゃんが見えてなんか言われました。必死の必死なんですがペースが上がらないんですよ、とにかくもうすぐ終わりだ。最後のバックストレートでゴールが見えて2時間59分10秒と・・・来たー100mは50秒かからない。一応スパートしているつもりですが死にかけです。でゴール!!2時間59分35秒。山ちゃんが見届けてくれて体を支えられて芝生に転がりました。不思議とその場で感動などは吹っ飛んでいて茫然自失と安堵感と虚無でした・・・

体が落ち着いてから次々と競技場に入ってくるランナーや仲間を応援します、みんな素晴らしい!!

 

今はじわじわ実感がわいてよく頑張ったなぁと思います。たくさんの応援をいただき嬉しかったです。チームもみんな好結果でこんな事も珍しい素晴らしい2020別大となりました。